土地を駐車場として貸す方法!簡単収益化は駐車場シェアサービス

自分の土地を駐車場として貸す方法は3つ

1、コインパーキング
2、月極駐車場
3、駐車場シェアサービス

この中で初期コストもかからずに、簡単に駐車場を貸す方法は3番の駐車場シェアサービスです。

今回は駐車場シェアのおすすめサービスや将来性、また駐車場を貸す前に知っておきたい3つの事についてもご紹介します。

目次

自分の土地を駐車場として貸すなら駐車場シェアサービス

駐車場シェアサービスとは、あなたの使っていない土地や駐車場を、利用したい人に15分単位や時間、1日単位で貸し出すサービスです。

また利用者としては駐車場を事前に予約することが出来るのもこのサービスの特徴です。

あなたはその対価として手数料を引いた駐車場代金を得る事が出来ます。

初期投資はありませんが、このサービスを提供している会社も仲介料として手数料を取ります。

 

駐車場シェアサービス提供会社の具体的なサービス内容
1、サイトへの駐車場掲載と集客
2、サイト内での駐車場の検索機能
3、ユーザー、オーナー向けのコールセンター
4、アプリの配信    など

 

また手数料はそれぞれのサービス毎に異なるので、次に手数料の割合と共におすすめの駐車場シェアサービスを紹介します。

駐車場シェアサービスを展開している企業の手数料一覧(おすすめ順)

サービス名 手数料 リンク
特P 30% 特Pの評判やトラブル対応、手数料の比較!駐車場経営者必見!
akippa(あきっぱ) 40%~50% akippa(あきっぱ)の評判、口コミ!トラブル時の対応を解説!
軒先パーキング 35% 軒先パーキングの評判や口コミ紹介!トラブル時の対応は?
タイムズのB(旧名称:B-times) 40% B-times評判と口コミ、トラブル対応方法!タイムズクラブとは?
スマートパーキング 50% スマートパーキングの評判や予約方法やトラブル時の対応
Toppi!(トッピ!) 30%(※初期投資が必要) 三井のリパークを予約「toppi!」の使い方やキャンセル方法を紹介

この他にも「トメレタ」「みんなの駐車場」また2018年にこの業界に進出してきたソフトバンクの「ブルースマート」、ドコモの「Peasy(ピージー)」もあります。

しかし現時点ではまだ市場規模を取れてはいないので、今後に展開に期待したいと思います。

 

ではおすすめ順に一つずつ紹介していきます。

駐車場シェアサービスなら「特P」がおすすめ!

カーシェアサービスを展開している「アース・カー株式会社」が2017年に駐車場シェアサービスを展開

ここ数年で急激にシェアを伸ばしている駐車場シェアサービスです。

特Pの駐車場シェアサービス

おすすめのポイント
手数料:駐車代金から引かれる手数料が業界最低水準の30%
集客力:1ヶ月のサイト訪問者数が100万件以上で十分な集客力がある
登録駐車場:関東、大阪などを中心に2000件(2018年9月)※検索でコインパーキングも同時に表示され利用者にとっては便利
初期投資:0円

手数料と共に重要なのがサイトへの集客力や登録ユーザー数です。

これらが少ないと駐車場の利用者も少なくなるので、オーナーとして駐車場を貸し出したとして、車を停めてくれる人は少なくなります。

特Pは手数料も低くく、更に集客力もあるのでおすすめです。

 

駐車場シェアサービスの大手「akippa(あきっぱ)」

運営会社もサービス名と同じ「akippa株式会社」です。

2014年から駐車場シェアサービスを始め、この業界ではもっともシェアを確保している会社です。

akippaの駐車場査定

おすすめのポイント
手数料:手数料は40%~50%と他社と同じ水準
集客力:2018年にユーザー登録数が100万人を超え、業界シェアナンバー1!
登録駐車場:全国2万件以上(2018年2月)
初期投資:0円

なんといってもユーザー100万人が納得するだけの駐車場登録数も確保したakippaは外すことは出来ません。

手数料は特Pに比べると少し高めですが、それだけ利用者がいるという事は収入も早く入ってくる事になります。

 

スタジアムなどに強い「軒先パーキング」

運営会社は「軒先株式会社」といって、元々は空いた土地で一時的に店舗などをするスペースシェアを展開しており、駐車場シェアサービスには2012年に参入しました。

元々のスペースシェアのビジネスモデルが様々な経済界の賞を受賞しており、そのネームバリューもあり、サッカースタジアムや行政などと連携して駐車場シェアサービスを展開しています。

おすすめのポイント
手数料:35%と業界としては低い手数料
集客力:最低でも20万人以上のユーザー数は予想できます。「軒先パーキング」サービス名での検索ボリュームは月間約1万件
登録駐車場:関東を中心に全国6000件以上(2017年12月)
初期投資:0円

この業界への参入が早かったので、ある程度のユーザー数は確保できていると考えられますが、公式に発表しているモノが見つかりませんでした。

ただ駐車場の登録数は2017時点で約6000件となっているので、現時点で1万件近い数字になっているかと思います。

またサッカースタジアムや地方行政と協力して駐車場シェアサービスを展開しており、安定して集客力はあります。

 

タイムズのBは圧倒的な会員数

コインパーキングのタイムズを運営している「タイムズ24」が運営会社です。

タイムズ24はタイムズクラブという会員組織があり、その会員数は約700万人です。

タイムズのBオーナーページ

おすすめのポイント
手数料:40%で特P、軒先パーキングに次いで3位
集客力:タイムズクラブという会員組織(約700万人)があるが、駐車場シェアサービスの利用者数は不明です。
登録駐車場:全国2万件以上(2018年4月)
初期投資:0円

登録駐車場はakippa(あきっぱ)と同等、もしくはそれ以上となっていますが、こちらはコインパーキングも含めた数字となっています。

ユーザーの中にはコインパーキングを事前に予約が出来ると勘違いして利用する方も多いようですが、コインパーキングで予約が出来るのは一部のみです。

予約が出来るのは、Bのサービスで登録された駐車場がほとんです。

これは今後改善してもらいたい、ユーザーにとっては少し分かりにく点になります。

 

akippaと提携した「スマートパーキング」

スマートパーキングは本社が名古屋にある「株式会社シード」が2016年に参入しました。

2018年にはakippaとの提携を発表し、2社の連合が出来ました。

スマートパーキングオーナーページ

おすすめのポイント
手数料:50%で他社よりも少し高め
集客力:10万人以上(推定)、「スマートパーキング」サービス名での検索ボリュームは月間約1万件
登録駐車場:名古屋を中心に約2000件以上(2018年9月)
初期投資:0円

手数料は割高ですが、2018年にakippaとの提携でユーザー数は合計110万人以上となるので、十分な集客力はあります。

 

三井のリパークが運営する「Toppi!(トッピ!)」

駐車場事業「三井のリパーク」を運営する三井不動産リアルティが、2016年に参入

タイムズとは違い、三井のリパークの駐車場も予約することができるので非常に使い勝手は良いです。

toppiのオーナーページ

おすすめのポイント
手数料:30%(稼働率によっては変更あり)
集客力:ユーザー数は不明ですが、検索ボリュームは月間で10万件近くあります。
登録駐車場:全国約15,000件以上(2019年3月)
初期投資:数万円程度が必要な場合があります。

コインパーキングの三井のリパークが予約することができるので、どこの地域でも駐車場を探すことが出来ます。

但し他の駐車場シェアサービスとは、オーナー登録の方法が異なります。

他のサービスは駐車場の写真や大きさなどをインターネット上で登録するだけでオーナー登録が完了しますが「Toppi!」は違います。

Toppi!の場合は駐車場登録後にスタッフが実際にあなたの土地まで足を運んで審査を行います。

その為、駐車場として必要なモノ(車止め、駐車場所を示す白線など)が無い場合は用意しないと契約ができません。

ただ大手の三井が運営するサービスなので、ユーザーも安心して利用することが出来ます。

 

それぞれ特徴はありますが、おすすめは「特P」か「akippa(あきっぱ)」です。

またオーナー登録は2社から、多くても3社程度にしておきましょう。

もちろん複数社登録した方が、駐車場の利用率は高まるかもしれませんが、その分あなたの管理業務が増えてしまいます。

2社程度であれば、1社で予約が入った際に、もう1社の予約を停止するだけなので、そこまで負担になりません。

 

駐車場シェアサービスの将来性は?

駐車場シェアサービスはまだまだ始まったばかりのサービスですが、実は他のシェアサービス「カーシェア」「ルームシェア」に比べて多くの方が利用しています。

駐車場シェアリングの利用経験

出典:平成30年「情報通信白書」

こちらは平成30年(2018年)に総務省が発表した「情報通信白書」の数字です。

これによるとライドシェア(カーシェアなど)、民泊(ルームシェア)などの利用が5%以下で

駐車場シェアサービスの利用は9.1%と他のシェアサービスよりも利用者が多いことが分ります。

 

また駐車場産業の市場は5兆円と言われており、家電や飲食業と同等の市場規模

その中で駐車場シェアサービスの市場は2023年には2500億円を超える市場規模に成長すると言われています。

国内の駐車場の市場規模は3兆~5兆円と推計される。一方、野村総合研究所によると駐車場シェアを含むスペースシェアの国内市場規模(オーナー・ユーザー間の取引総額)は18年に953億円とまだわずか。今後、23年には2575億円と2倍以上に成長するとみられる。

 

ちなみに2000億円規模の市場がどれくらいかというと

例えばサッカーのJリーグの2017年の興行収入が同程度でした。

駐車場シェアサービスの法規制は?

 

民泊やライドシェアを日本で運営するには様々な法規制が絡むのですが、駐車場シェアリング自体は全く法規制の縛りがないんですよ
駐車場法というのはもちろんあるのですが、その中に駐車場シェアリングを難しくする要素は一つも入っていません。
基本的に、借りている駐車場を勝手に又貸ししない限りは規制に引っかかることがないんです。

民泊では、この法規制によってかなり観光業と民間の間ですったもんだがありましたが、駐車場シェアサービスには基本的には法規制がありません。

だからどんな企業で参入しやすい業界です。

 

では次に、実際に駐車場を貸し出すにあたり、知っておくべき3つの事もご紹介します。

駐車場を貸すのに行政などの認可は必要か?

先ほども説明しましたが、基本的には法規制は無いので、行政などに届ける必要はありません。

但し農地を駐車場シェアサービスとして貸し出す場合は、地方自治体に申請する必要があります。

なぜなら農地は農地法などで、土地の固定資産税などが優遇されているからです。

詳しくは地元の区役所等で確認してください。

 

また月極駐車場を借りている場合に、それを又貸しするのは規制に引っかかる恐れがあるので注意してください。

ただ月極であってもオーナーさんの同意が得られれば問題ありません。

また実際に日中使っていない、月極駐車場を駐車場シェアサービスで貸している方もいます。

 

月極のオーナーとしても毎月決められた駐車場料金をもらえれば、何の問題もないので、まずは確認してみましょう。

 

駐車場として貸し出すにはどれくらいの幅が必要か?

駐車場として適している1台分の幅は2.4m~2.5m、奥行きは4.8m~5mと言われています。

あなたの所有している土地がこの大きさ幅に入っているのかご確認ください。

もしこれよりも狭い場合でも、例えば「特P」の場合であればバイクの駐車場シェアサービスも行っています。

バイクであれば、これほどの駐車場の幅は必要ありません。

 

駐車場貸す時には契約書は必要か?

駐車場シェアサービスは、提供元の各サービス会社と駐車場利用者の契約になります。

駐車場を貸し出すあなたと、利用者と契約書を交わすことはありません。

 

また法規制もほとんどない状態なので、駐車場として利用する点など、必要最低限の利用方法など確認しておきましょう。

まとめ

今回はあなたの土地を駐車場として貸す方法として、駐車場シェアサービスをご紹介しました。

駐車場シェアサービスの特徴
1、あなたの使っていない土地や駐車場を初期投資なしで収益化できる
2、事前に予約ができるのでユーザーとしては使いやすく、オーナーとしても収益が分かりやすい
3、手数料の低く、集客力のあるサービスで駐車場を登録する
4、今後の市場規模はまだまだ拡大する
5、民泊などで壁になった法規制がほぼない

是非、これを機に駐車場シェアサービスを始めて下さい。

おすすめ紹介した「特P」では、あなたの駐車場で月にいくら稼げるのか

簡単にシュミレーションをする事が出来ます。

 

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