コインパーキングの初期費用は320万円!個人経営or委託どっちがお得?

 

コインパーキングの初期費用について、これから紹介していきます。

しかしコインパーキングは首都圏などを中心に既に飽和状態で、タイムズなど各社は新たなサービス「駐車場シェアサービス」に動き出している事も理解しておきましょう。

今回はコインパーキングの初期費用について、またコインパーキングは個人で運営した方が良いのか、タイムズなどの運営会社に委託した方が良いのか比較、更にソフトバンクなどの大手も参入してきている「駐車場シェアサービス」についてもご紹介したいと思います。

コインパーキングの初期費用、設備一覧(概算)
1、精算機:50万~100万円
2、フラップ板(ロック板):1台分/10万~15万円
3、看板、照明:15万~20万円
4、アスファルト舗装:1台分/8万~10万円
5、設置工事費:50万円~
6、その他管理費
駐車場シェアサービスについて詳しく知りたい方は「駐車場シェアサービスの投資はおすすめ?将来性と市場規模は?」をご覧ください。

目次

コインパーキングの運用別に初期費用を比較

コインパーキングを運用、経営するには3つのパターンがあります。

1、自分の土地で、個人でコインパーキングを運営

2、自分の土地で、コインパーキング運営会社と契約して個人運営もしくは、委託管理

3、他人の土地で、コインパーキング運営会社を契約して個人運営もしくは、委託管理

※ここからの初期費用の計算は10台分の駐車スペースを用意する場合の概算費用となります。

 

自分の土地、個人でコインパーキング経営

まず自分の土地で、自分(個人)で運営する場合の初期費用を見ていきましょう。

自分の土地なので、土地代はかかりませんが、もし土地が舗装されていない場合はアスファルト舗装などが必要になります。

10台分の舗装をするとしたら100万円

次に設備として精算機50万円、ロック板(10台)100万円、照明看板20万円、設置費用50万円などで、合計約220万円

 

アスファルト舗装:100万円+初期設備費用:220万円=合計320万円

 

個人でコインパーキングを経営する際のメリット、デメリット

メリット

1、売上がそのまま収入になるので、初期投資の回収が早い

2、個人経営なので料金設定などの自由度が高い

デメリット

1、コインパーキング内の清掃、精算機から集金、レシートの紙の補充など、目にはハッキリと見えなコストがかかる

2、宣伝しないと、利用者はあなたが経営しているコインパーキングを知ることが出来ない

3、初期費用の回収もできないリスクもあるので、まずは利用者がいるのか(ニーズ)を確認する必要がある

 

自分の土地でコインパーキング運営会社と契約して個人経営もしくは、委託管理

コインパーキング運営会社との取り決めで、運営は自分(個人)で行うか、会社に委託するかどちらか選択できます。

では、それぞれの初期費用を見ていきましょう。

 

1、コインパーキング運営会社に委託管理してもらう場合

運営もコインパーキング運営会社に委託する場合は、初期の設備費用は0円(タダ)になります。

清算機やロック板は全てコインパーキング運営会社が用意してくれます。

土地は自分のモノであれば0円です。

但し、駐車場内が舗装されていない場合には、舗装費用の約100万円はかかります。

 

アスファルト舗装:100万円+初期設備費用:0円+管理手数料=合計100万円+管理手数料

但し駐車場の管理を委託する場合には管理手数料が数万円取られます。

※管理会社によって料金は異なります。

 

2、コインパーキング運営会社に委託せず、個人で運営する場合

次にコインパーキング運営会社に運営を委託せずに、自分で運営する場合

設備関係は全てコインパーキング運営会社から購入することになるので、初期費用は先ほど紹介した金額程度はかかります。

土地代は0円ですが、舗装されていなければ100万円かかります。

 

アスファルト舗装:100万円+初期設備費用:0万円=合計100万円

駐車場の管理は自分で行うので、管理手数料はかかりません。

 

コインパーキング運営会社を挟んで運営するメリット、デメリット

メリット

1、タイムズなど知名度の高いコインパーキングを運営することができるので、利用者も安心して利用することが出来る

2、コインパーキングの検索サービスなどを提供している会社もあるので、利用率のアップにつながる

3、自分でコインパーキングの宣伝をする必要がない

4、運営会社によっては親身になって、初期費用の回収、その後の収益化ができるのかシュミレーションしてくれる

デメリット

1、運営会社に委託した場合、精算機のお金の回収、駐車場の掃除などをしてもらえるが、管理コストと手数料がかかる

2、個人で運営する場合、集金や清掃など全て自分で行わなくていけない

 

他人の土地で、コインパーキング運営会社と契約して個人運営もしくは、委託管理

1、コインパーキング運営会社に委託管理してもらう場合(他人の土地)

土地を借りる場合は、その分コストがかかりますが、既に舗装されている土地であれば

アスファルト舗装費用を抑えることができ、早期に収益化できる可能性もあります。

 

アスファルト舗装:0円+初期設備費用:0円+土地代+管理手数料=土地代+管理手数料

駐車場の管理を委託する場合には管理手数料が数万円取られます。

※管理会社によって料金は異なります。

 

2、コインパーキング運営会社に委託せず、個人で運営する場合(他人の土地)

土地を借りる際には、アスファルト舗装されている土地を借りるようにしましょう。

 

アスファルト舗装:0円+初期設備費用:0+土地代=土地代のみ

駐車場の管理は自分で行うので、管理手数料はかかりません。

 

他人の土地でコインパーキング運営会社を挟んで運営するメリット、デメリット

メリット

1、既に舗装済みの土地であれば、初期費用を落とすことが出来る

2、コインパーキングの検索サービスなどを提供している会社もあるので、利用率のアップにつながる

3、自分でコインパーキングの宣伝をする必要がない

4、運営会社によっては親身になって、初期費用の回収、その後の収益化ができるのかシュミレーションしてくれる

デメリット

1、運営会社に委託した場合、精算機のお金の回収、駐車場の掃除などをしてもらえるが、管理コストがかかる

2、個人で運営する場合、集金や清掃など全て自分で行わなくていけない

3、ランニングコストとして土地代が掛かってくるので、長期的な収支は少なくなる

では3つのパターンをこちらの表にまとめたいと思います。

土地 運営 初期費用(概算) 収益化 ランニングコスト コメント
自分 自分 320万円 ※1 △or○ 集金、清掃など個人 実際にコインパーキングにした場合の収益化シュミレーションが必要
自分 パーキング運営会社と契約して、管理も委託 100万円 ※1
+管理手数料
各運営会社による
(管理費、手数料)
初期費用も抑えつつ、安定的に収益化も最も図りやすい方法(※2)
自分 パーキング運営会社と契約して、管理は自分 100万円 ※1 集金、清掃など個人 管理業務は大変だが、早期の収益化が図りやすい(※2)
他人 パーキング運営会社と契約して、管理も委託 土地代
+管理手数料
△or○ 各運営会社による
(管理費、手数料)
舗装された土地を借りることが出来れば、収益化は早いがランニングコスト(土地代)がかかる
他人 パーキング運営会社をと契約して、管理は自分 土地代 集金、清掃など個人 管理業務は大変だか、早期の収益化が図りやすい、しかし土地代のランニングコストを意識した料金設定が必要。

※1、初期費用の計算は10台分の駐車スペースを用意する場合の概算費用となります。
※2、運営会社によってその土地を借り上げて、家賃収入のようになる場合と、実際の売上に応じた収入になる場合に分かれます。

初期費用の回収、その後の収益化、また事前のシュミレーションなどを考えると、自分の土地をコインパーキング会社と契約して自分で運営するのが、もっとも収益化が早いことが分りました。

もし自分で管理業務を行う場合には、事故や破損が起きた時の対応など、リスクも必ず確認しておきましょう。

 

リスクを低くしたいのであれば、管理業務も含め全てお任せしてしまう方がおすすめです。

またどこのコインパーキング運営会社と組むかによっても管理費や手数料は異なるので、収益化の早さは変わってきます。

現在、コインパーキング経営を始めようと考えている方は、こちらの「無料の駐車場経営シュミレーション」を参考にしてください。

 

次にコインパーキング運営会社も続々と進出を始めている「駐車場シェアサービス」についてもご紹介したいと思います。

コインパーキング会社も進出する駐車場シェアサービスとは?

駐車場シェアサービスにはコインパーキング大手のタイムズ(サービス名:B-times)や三井のリパーク(サービス名:Toppi!)として参入しています。

 

駐車場シェアサービスとは、自宅や会社の駐車場で使っていない時間をシェアするサービスです。

例えば、こんな方におすすめ

・車で通勤している為、自宅の駐車場は日中使用していない

・カーシェアに切り替えたので、自宅の駐車場が空いている

・コンビニ経営しているが、駐車場が使われない時間が多い

・相続した土地を何かに活用したい

使っていない土地や駐車場の空いた時間、もしくは1日単位で、駐車場として利用してもらい、それに対して料金を受け取るサービスです。

 

駐車場シェアサービスの一番の特徴は、先ほど紹介したコインパーキングのように初期費用はかかりません。

初期費用0円で始めることが出来ます。

 

更に利用者は事前に駐車場を予約することが出来るので、試合やコンサート、旅行先の駐車場など

駐車場を探して、停めるまでに時間が掛かるような時におすすめのサービスです。

 

またオーナーとしての始め方も簡単です。

1、オーナー登録
2、土地(駐車場)の情報を入力
3、土地(駐車場)の写真をUP
4、審査、料金決定

たったこれだけであなたは駐車場オーナーとしてスタートする事が出来ます。

 

またコインパーキングを始める前のシュミレーションの代わりに利用するのも良いかもしれません。

初期費用0円で、周辺に利用者がいるのかニーズを確認することが出来るからです。

 

 

おすすめの駐車場シェアサービスをご紹介

駐車場シェアサービスには、2018年にソフトバンクなど大手企業も参入してきました。

しかしまだシェアやユーザー数も少ないので、現時点ではまだおすすめできません。

 

今おすすめできる会社は「特P」「akippa(あきっぱ)」の2社になります。

 

「特P」は業界最低水準の手数料

まず「特P」はここ数年に急激にシェアを伸ばしている企業で、運営会社はアース・カー株式会社です。

今までカーシェアのサービスを提供していましたが、新たに駐車場シェアサービスに参入しました。

特Pトップページ

この会社は手数料が30%と他社よりの低い業界最低水準なので、おすすめです。

また月間のサイト訪問数は100万件を超えているので、集客も問題ありません。

こちらから無料であなたの駐車場の収益シュミレーションをしてくれるので、一度試してみてください。

 

akippa(あきっぱ)は、業界1位

akippa(あきっぱ)は2014年にこの業界に参入し、2018年にはユーザー数が100万人を越えました。

駐車場査定

ユーザー数は間違いなく業界1位のakippa(あきっぱ)ですが

手数料が少し割高で40%~50%となっています。

ただ利用者が多いのは収益に直結する点なので、見逃すことは出来ません。

またakippa(あきっぱ)も収益のシュミレーションが出来るようになっているので、こちら「予想収入を調べてみよう」から確認できます。

 

おすすめは2社ともオーナー登録することです。

ユーザー数の多いakippa(あきっぱ)からの予約で確実に収益を上げながら

手数料の安い特Pでの予約を待つことで、少しでも良い条件でお金を手にすることが出来ます。

もちろんどちらも管理画面で駐車が出来ない日や時間の設定が出来るので

仮に特Pで予約が入った日は、akippa(あきっぱ)では予約できないように設定する必要があります。

 

まとめ

今回はコインパーキングでの初期費用と、最近注目されている駐車場シェアサービスについてご紹介しました。

コインパーキング経営から駐車場シェアサービスまでを、簡単にまとめておきます。

1、コインパーキング運営会社に委託した方が、初期費用の回収から収益化までが早い

2、個人経営の場合、自由度は高いが利用者が少ない、もしくは事前シュミレーションが出来ないのでリスクがある

3、事前に周辺の駐車場のニーズ、利用者はいるのか調べるなら「駐車場シェアサービス」を利用する

4、駐車場シェアサービスを利用するなら「特P」か「akkipa(あきっぱ)」がおすすめ

まずは駐車場シェアサービスを利用して、その後に駐車場経営の方向性を決めていく方が、いきなりコインパーキングを始めるよりも、リスクを減らすことが出来ますね。

またこちらの記事で駐車場シェアサービス主要6社の手数料やユーザー数、駐車場登録数などの比較もしているので参考にしてください。

正確なお見積りを希望の方は、こちらの「無料の駐車場経営シュミレーション」を参考にして下さい。

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